近鉄大阪線の大和朝倉~長谷寺間の踏切。このあたりから東は山岳路線になるので、畑に通じる小道の踏切などが多くみられ、ここもそのひとつ。
まずこのステップはなんだろう。単純に考えると遮断機装置を点検するときに使う台座のようだ。近鉄の踏切ではたまに見る。
そして渡ろうとするとこれ。渡れないじゃん…。
そしてこの扉をよく見ると、鍵は付いていない。ただし構造的に内側(踏切側)から閉めれば外側(道路側)からは開かない構造のようだ。おそらく踏切通行者が限られていることと、田畑に通じているので安易に渡られると困る(後述するが、田畑側は行き止まりではなく、一般道に通じている)ので、このフェンス扉が設けられたのであろう。
ちなみに訪問時は錠はかかっておらず、開いていた。
フェンス扉を背にして撮影。あぜ道のような細い道は、大和川を橋で渡って、奥のガードレールがある道路まで通じている。
大阪上本町方面。上の橋は近鉄朝倉台住宅地に通じている車道で、朝倉橋という。
伊勢中川方面。ここから見えている上り勾配は榛原駅手前まで延々続く。
抑速ブレーキをかけながらその勾配を下りてきた伊勢志摩ライナー。ここから上本町までは細やかなアップダウンはあるが、平野を走り抜ける場面が多くなる。
踏切北の大和川に架かる橋の袂から踏切(画面右)を見る。親柱によると名前は「かんじんばし」というらしいが、細い農道に通じているだけにしては立派な橋である。