京都にも単眼の踏切がある。
といっても歩道用の補助警報灯で、メインの警報機はちゃんと別にある。
ここは嵐電の併用軌道区間に挟まれたわずかな専用軌道区間にある踏切である。道路の名前は天神川通り(画面右側が天神川)。
また、この踏切は歩道用の遮断機が設けられている。
その遮断機は車道と歩道の間にあり、双方向に降ろすことが出来る遮断機が使われている。時々この手の遮断機を見かけるが、なかなか機構は興味深い。
右が歩道用の遮断棹であるが、リーチが短いゆえに錘も小さい。
この遮断機は南側にあり、動作時は道路側と歩道側が連動して動く機構になっている。
遮断機は京三製で、MCG-MA6F-Xという2004年製造の比較的新しいものである。
渡り切って北側から望む。こちらの遮断機はずんぐりしている。メーカーも異なる。
こちらの遮断機は大同信号製で、形式はCG75-1、2001年製造だった。
こちらは時間差で車道側→歩道側と動作するため、遮断棹の軸が異なっている。こうみると歩道側動作時に車道側の軸に接触しそうに見える…。
動作時の様子。わかりにくくて恐縮だが、既に自動車正面の遮断棹は降り切っており、今は道路側のもう片方の遮断棹と歩道の遮断棹が同時動作している場面である。
手前の京三は同時動作中、奥の大同は時間差動作中というわけである。
踏切前後は併用軌道区間が存在している。接近電車は四条大宮行で、奥にある嵐電天神川駅を発車したところである。