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桂~東向日の連続立体化事業進捗状況(2013年10月)・前編

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 去る10月26日(土)始発から、遂に上り線が高架化されました。仮線切替が2010年12月だったので、およそ2年10か月の仮線期間を経ての切り替えとなります。
 今回は上り線が高架になる前後の様子を2編に分けて報告いたします。どちらも画像超多しなのでご注意。


【切替概要図】
イメージ 1




 前編ではおよそ1週間前の様子をレポする。切替当日以後の報告は後編で。

イメージ 2

 毎度の川岡踏切より梅田方面を望む。高架線は線路も出来ており、後は繋ぐだけのように見える。
 上り仮線(立っている場所の線路)が、接続部でこんもり盛り上がっているところが前回と異なるポイント。おそらく高架線との接続を容易にするための盛り土と思われる。


イメージ 3

 仮線からやってきた京とれいん。盛り上がっている部分はロングレールではなくジョイント継ぎ接ぎであり、これも切り替えを容易にするためだろう。


イメージ 4

 高架線が上っていく(正確には降りてくる列車ばかりだが)様子。既に立っている勾配標によれば、25~35‰のようだ。


イメージ 5

 勾配のほかにもわずかに振るような曲線があるので、曲線標も立っている(画面右側の「1180」という立札が、曲線半径1180mを示す)。
 中央のカバーのかかった四角形のものは、高架線用の特殊信号発光器(川岡踏切用)。


イメージ 6

 盛り土部はこんな感じで、緩やかな凸状となっている。この盛り土の勾配標は無かったので、どのくらいなのかは不明である(ほとんどが緩和勾配だろうが)。
 40kmポストは既に高架線上に移っている。


イメージ 7

 盛り土部はバラストで持っているように見えるが、一応簡単な擁壁が造られている。
 中央上のレールが切れている場所が上り高架線のレール終端で、切り替えによって、真ん中の高さのレールが上の切れているレールに移ることになる。一番下のレールは下り(梅田方面)の仮線。


イメージ 8

 川岡下三番踏切。今回の切り替えにより上り線が廃止となる踏切の一つ。前回と変わったところは特に見当たらなかった。


イメージ 9

 このあたりの高架線も既に完成しているように見える。下を走っている準急も1週間後には高架線を走ることになる。


イメージ 10

 信号機も準備万端のようだ。点灯している方が仮線の信号機で、高架線側は滅灯しているものの、こちらをちゃんと向いている。


イメージ 11

 前回は簡易な針金で吊られていた架線も、しっかりとした正規のものに交換されている。


イメージ 12

 洛西口駅は駅舎の壁が姿を現し、ここもほぼ完成形だ。奥に物集女踏切がまだ稼働中である。


イメージ 13

 駅舎はこんな感じ。シンプルながら、格子状の装飾は京町屋の玄関をイメージしたものだろう。開業当初より高架化を見越した仮駅舎っぽい形状の駅舎だったが、ようやく本格的な駅舎を持つことができた。


イメージ 14

 当然まだ新駅舎には入れないが、こちらもほぼ完成しているようだった。


イメージ 15

 バス降り場のあたりからガラス越しに中の様子が見え、エスカレータ(中央左)・エレベータ(右)も見える。


イメージ 16

 物集女踏切を東側から望む。前回から変わって道路側にでかい青看が出来たが、今のところ大したことは書いていない。
 ホームの屋根の工事用ネットも撤去されている。


イメージ 17

 高架ホームを望むと、発車標が見える。優等列車は準急しか停まらないものの、ちゃんと設置されるようだ。摂津市にもあるし、西山天王山にも設置されるものと思われる。


イメージ 18

 上り仮線ホームの様子。わずか3年弱だったが、これで使用も終了である。下り仮線については、まだしばらく使用する。


イメージ 19

 洛西口付近ですれ違う3300系準急。このポイントは京都線では珍しい「先頭だけが首を振る」編成写真が(逆光ながら)撮れる場所だったが、高架化されることで消滅した。


イメージ 20

 続いて変電所上手踏切。踏切周辺は特に変化は無い。


イメージ 21

 見上げてみると完成した高架橋が見える。
 今現在は高架に切り替わっているので、方向指示器が両方点灯することももう無い。


イメージ 22

 上り仮線を走る3300系準急。こちら側は桂の方と違って、切替地点での盛り土処理はされておらず、平坦なままである。


イメージ 23

 最後の変電所前踏切。ここは高架化が終わっても残る踏切である。


イメージ 24

 ショックだったのはLED化されていたこと。京阪ほどではないが、阪急もL53型電球灯器の淘汰が進んでおり、個人的には悲しい…。


イメージ 25

 この取材時点では既に長くなっている変電所前踏切。ただ、長くなっているとはいえ、べらぼうに渡線長が伸びたわけではない(数メートル程度)ので、気にしなければわからない。
 この踏切位置変更の際に、LEDに交換されたようだ。


イメージ 26

 踏切脇に桶に入ったバラストが積まれていた。1杯何円とか?


イメージ 27

 高架線のレール端がすぐそばに見える。手前のS標は明らかに邪魔なのでどかすことだろう。


イメージ 28

 ズームしてみる。高架線側にも信号機があるが、ややこしいので横を向いている。仮線の信号機の下に「4」と書いた小さな看板があるが、これは洛西口の停止位置まであと400mを示す看板である。高架後は駅の位置が変わるので、この看板も移動することになるのだが、詳しくは後編の写真へ。


イメージ 29

 梅田(東向日)方面の様子。前回と特に変わったようには見えないが、切替準備が進んでいるようだ。


イメージ 30

 最後に、上り仮線に入っていく準急のショット。もう現在は見られない。



 これ以後、高架化切り替え後の様子は後編で。
 

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