線路3本を渡っている比較的幅の広い踏切である。両方向とも交差点が隣接しているが、特徴的なこともなく普通の踏切に見える。
この踏切はJR関西本線にある。向こうに見えるのが富田駅。名古屋まで約40分の距離である。
こちらは逆の亀山方面。線路はカーブの後1本にまとまり、単線となる。
この踏切はクルマの通行量が多く、一旦閉まるとすぐに渋滞が発生する。
写真は快速「みえ」。快速は富田駅は通過する。
ここまでだと、何の変哲のない踏切の紹介であるが、ここの踏切にはあまり見られない珍しい特徴がある。
まず、西側の警報機(クルマは信号待ち渋滞で停車中なので気にしないでください)。
今なら全方向警報灯が付きそうな、灯器の多い警報機であるが、特に変なところは無い。
そして東側の警報機。灯器の数は同じだが、何かが足りない。
頭頂部のスピーカーだ。警報音を出すスピーカーが、西側の警報機にはあるが東側には無いのだ。
灯器と同じ高さに白いスピーカーがあるが、これは警報音を鳴らすものではない(緊急時に使用するものと思われる)。
これほど幅の広く交通量の多い踏切にもかかわらず、スピーカーが1個とは珍しい。
灯器と同じ高さに白いスピーカーがあるが、これは警報音を鳴らすものではない(緊急時に使用するものと思われる)。
これほど幅の広く交通量の多い踏切にもかかわらず、スピーカーが1個とは珍しい。
否。スピーカーあった。
道路の反対側の電柱にスピーカーはちゃんとついていた。
おそらく民家に近いため、警報灯本体への取り付けをせず、離れたところに置いたのであろう。前回の大堰4号踏切と同じ理由と思われる。
ちゃんとここから警報音も出ていた。
おそらく民家に近いため、警報灯本体への取り付けをせず、離れたところに置いたのであろう。前回の大堰4号踏切と同じ理由と思われる。
ちゃんとここから警報音も出ていた。
スピーカーの電柱は目立たないが、少し離れたところにある。理由はともあれ、ちゃんと両側に1個ずつ設置されていたのだ。
富田駅近辺のJR関西本線はDD51牽引の貨物が多くみられる。北海道でも数を減らしている同機がコンテナをはじめ、石油・セメント・フライアッシュなど多彩な貨物を牽引する姿が見られるので、最近はファンも多く訪れている。