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桑谷地踏切

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 見た感じ、通行止めらしい。廃止踏切か?


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 ・・・と思ったら鳴り出した。ちゃんと現役の踏切のようである。
 しかしどう見ても向こうに渡るためには柵が邪魔だが・・・。


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 実はここは冬季通行止めの踏切なのである。雪が多く降るこの季節に通行止めすることで、線路部分に溜まった雪の除雪作業の手間を省こうというわけだ。
 そんなわけで遮断機は撤去され、代わりに柵が設置されて物理的に渡れないようになっている。一応言っておくと、歩行者は柵を避ければ渡れそうだが、周囲には雪に隠れて溝があったりするので、よした方がいいと思う。この封鎖処置も歩行者が渡れるように考慮されているわけではない。とにかく「通行止め」なのである。


イメージ 4

 線路部分の渡し板が撤去されている。雪が多く降るとここのような通行量の少ない踏切だとあっという間に隙間が埋もれてしまうのだろう(余談だが、本記事の冒頭写真に写っている足跡は自分だけである…)。

 線路は複線に見えるが、厳密には単線並列で、奥が在来線・手前がミニ新幹線の線路である。
 また、向こうの道路わきによしずの防風垣があるが、これは海の方向だからで、手前側には防風垣は無い。


イメージ 5

 線路間の渡し板と遮断棒は、このように積み上げられ柵代わりになっている。遮断棒も常に下ろしておくと雪の重さで折れる可能性があるため、わざと外しているものと思われる。
 ちなみに遮断機自体の電源はカットされており、警報器がなっても遮断機が動くことはない。


イメージ 6

 この踏切は田んぼの中にあり通行量は確かに少ないが、ゼロというほどではなく、渡ろうとした車が引き返していく場面も見られた(当然ながら、かなり手前の転回可能な場所に冬季通行止めの案内看板がある)。
 また、この周囲の踏切も同様の状態で通行止め状態になっており、ここに限らず雪国にある交通量の少ない踏切は同じような措置がなされているものと思われる。


イメージ 7

 踏切を通過するミニ新幹線「こまち」。写真のE3系はまもなく引退を迎える。




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