路地裏踏切の多い熊本電気鉄道(熊電)の中では、比較的周りが開けた場所にある踏切。
しかしここも警報器が1基しかない!
唯一の警報器は近江鉄道のそれとは違い、警報灯が縦に並んでおり、クロスマークの背面合わせは無い。構内踏切のようなシンプルな構成である。
頭にスピーカー代わりに電鈴が乗っているが、熊電は半分以上(?)が電鈴踏切なので、その点は珍しいわけではない。
藤崎宮前方面を望む。路地裏をクネクネと進んでいく感じで、線路正面奥のビル辺りが終点、藤崎宮前駅である。
反対の黒髪町(北熊本)方面。両側はお寺と墓地である。すぐ先に熊電名物の併用軌道区間がある。
反対側より見た様子。角度によっては遮断機も存在しないように見える。
こちらに何故警報器が無いのかは不明である。土地の兼ね合いかもしれない。
併用軌道区間を行く6000形。7月末で南海からの譲渡車が離脱し、東京の地下鉄からのお下がりの車ばかりになった熊電であった。