Quantcast
Channel: ターンアウトスイッチ
Viewing all 138 articles
Browse latest View live

島橋簡易踏切

$
0
0
イメージ 1

 簡易踏切とは珍しい名前だが、要は「構内踏切」である。
 ここはえちぜん鉄道勝山永平寺線の越前島橋駅にある構内踏切で、同駅は島式ホームの交換駅なので、そのホームと駅外を繋ぐ踏切である。似た例としては京阪三室戸名鉄鵜沼宿東急九品仏のようなものであるが、ワンマン運転の無人駅なので、線路間に駅舎があるわけではない。

イメージ 2

 左の階段がホームに続いている。見ての通りただの歩行者踏切にも見え、実際のところ切符を買わなくてもこの踏切で線路横断が可能だ。
 しかし踏切の向こうに遮断機が見えないのが気になる・・・。
 実は遮断機・警報機があるのは2本有る線路のうち手前側だけなのだ。これがどういう理由なのかはイマイチよくわからない。


イメージ 3

 踏切より越前島橋駅ホームを望む。屋根も無く幅も狭いが、えち鉄の交換駅はこういうタイプのホームが散見される(なぜか福井に近いほどこういう駅が多い)。
 右側の建物は駅舎兼待合室だが、無人で券売機なども無い。漫画本などが置いてあるので待ち時間に読むことが出来る。なお駅舎からホームには直接渡る通路は無いので、この踏切をわたる必要がある。
 奥の高架は北陸自動車道。


イメージ 4

 こちらは反対側の福井方面。奥のポイントの開通方向でわかるが、この駅は右側通行である。つまり、遮断機の有る線路が発車電車が通過する線で、遮断機の無い線路が到着電車が通過する線となる。
 発車電車は「停止状態から動いて踏切を通過する」のでまだ良いが、到着電車は「この見通しの悪い方向から結構なスピードで入線してくる」ので、遮断機が無いと危険だと思う(余談だが、えち鉄は交換駅に(列車交換があっても)かなりのスピードで入線してくる印象がある)。


イメージ 5

 警報機は一応2対がこちらを向いており、遮断機の無い側の列車(到着電車)が接近しても鳴動するが、遮断機は降りない。遮断機はあくまでも発車電車用である。


イメージ 6

 こちら側に遮断機の無い理由は設置場所の問題だろうか。確かにすぐ道路があってせせこましい。


イメージ 7

 せせこましいといえば、この駅のこちら側は住宅地+神社+公園があってかなりゴチャゴチャしている。
 この神社は八幡神社といい、画面右には鳥居もあるが、その先はすぐ民家となっている。


イメージ 8

 鳥居の足と灯篭とブランコと踏切という変な(?)画。
 なお、Wikipediaの当駅の記事にもあるとおり、この駅はメイン道路からの入口がかなりわかりづらい。知らなければ地図を見ないと辿りつくのは難しいと思う。


イメージ 9

 同線を走るえち鉄のMC1101形車両。同車は阪神の車体に元国鉄101系の台車や電装品を流用して作られているが、元々は京福時代の自社発注車だったという複雑な経歴を持つ。JR119系を転用改造したMC7000形の投入によって、置き換えが決定している。




西ノ京第2号踏切

$
0
0
イメージ 1

 住宅地の私道のような道の奥にある踏切(後で気づいたが、本当に私道かもしれないのでご注意…)。


イメージ 2

 この踏切は近鉄橿原線の西ノ京~九条間にある小さな踏切で、クルマは渡ることはできない。通行量もほとんど無い。


イメージ 3

 踏切より西大寺方面を望む。至近に西ノ京駅があり、徒歩5分程度で着けるが、周辺の道は狭隘なうえにバスも通るため、通行には注意したほうがよい。


イメージ 4

 こちらは八木方面。両方向を見ても向こう側は壁が続いている。この壁の向こうには薬師寺があり、この踏切はその薬師寺の敷地方面へ続いている、いわゆる「お寺専用」踏切なのだ…と思っていた。


イメージ 5

 ズームしてみる。一番手前の踏切までが薬師寺の敷地で、それより先も森が続いているが、あちらには薬師寺の鎮守社である休ヶ岡八幡宮がある。
 それにしても橿原線は踏切が多く、多数の反応灯がこちらを向いている様子が伺える。


イメージ 6

 さて、踏切を渡ってみることにする。未舗装の道の先に、建物が見えてきた。


イメージ 7

 正面にある大きな建物は大講堂で、薬師寺の伽藍の中で最大の建物である。


イメージ 8

 あ、あれ…?


イメージ 9

 中に入れない…。
 どうやらこの踏切、この空き地(休耕地?)へ行くためだけの踏切らしい。つまり、薬師寺の敷地へ向かっているからと言っても、ここから寺へは入れないということだ(なお、薬師寺は拝観料が必要である)。
 この空き地は私有地のようで、ここだけ薬師寺とは隔離されている模様だ。


イメージ 10

 そんなわけで行き止まりなので、戻ることにする。木々のせいで警報灯が全然見えない。


イメージ 11

 踏切の向こう、あの交差点からしか入れない踏切なのだった。雰囲気からしても私道っぽい(立ち入り禁止の看板は無かった)。
 お邪魔しました…。


イメージ 12

 最後に踏切を通過する特急。西ノ京駅は日中は全列車が停車するが、朝夜は普通しか停まらない極端な駅である。



桂~東向日の連続立体化事業進捗状況(2013年10月)・前編

$
0
0
 去る10月26日(土)始発から、遂に上り線が高架化されました。仮線切替が2010年12月だったので、およそ2年10か月の仮線期間を経ての切り替えとなります。
 今回は上り線が高架になる前後の様子を2編に分けて報告いたします。どちらも画像超多しなのでご注意。


【切替概要図】
イメージ 1




 前編ではおよそ1週間前の様子をレポする。切替当日以後の報告は後編で。

イメージ 2

 毎度の川岡踏切より梅田方面を望む。高架線は線路も出来ており、後は繋ぐだけのように見える。
 上り仮線(立っている場所の線路)が、接続部でこんもり盛り上がっているところが前回と異なるポイント。おそらく高架線との接続を容易にするための盛り土と思われる。


イメージ 3

 仮線からやってきた京とれいん。盛り上がっている部分はロングレールではなくジョイント継ぎ接ぎであり、これも切り替えを容易にするためだろう。


イメージ 4

 高架線が上っていく(正確には降りてくる列車ばかりだが)様子。既に立っている勾配標によれば、25~35‰のようだ。


イメージ 5

 勾配のほかにもわずかに振るような曲線があるので、曲線標も立っている(画面右側の「1180」という立札が、曲線半径1180mを示す)。
 中央のカバーのかかった四角形のものは、高架線用の特殊信号発光器(川岡踏切用)。


イメージ 6

 盛り土部はこんな感じで、緩やかな凸状となっている。この盛り土の勾配標は無かったので、どのくらいなのかは不明である(ほとんどが緩和勾配だろうが)。
 40kmポストは既に高架線上に移っている。


イメージ 7

 盛り土部はバラストで持っているように見えるが、一応簡単な擁壁が造られている。
 中央上のレールが切れている場所が上り高架線のレール終端で、切り替えによって、真ん中の高さのレールが上の切れているレールに移ることになる。一番下のレールは下り(梅田方面)の仮線。


イメージ 8

 川岡下三番踏切。今回の切り替えにより上り線が廃止となる踏切の一つ。前回と変わったところは特に見当たらなかった。


イメージ 9

 このあたりの高架線も既に完成しているように見える。下を走っている準急も1週間後には高架線を走ることになる。


イメージ 10

 信号機も準備万端のようだ。点灯している方が仮線の信号機で、高架線側は滅灯しているものの、こちらをちゃんと向いている。


イメージ 11

 前回は簡易な針金で吊られていた架線も、しっかりとした正規のものに交換されている。


イメージ 12

 洛西口駅は駅舎の壁が姿を現し、ここもほぼ完成形だ。奥に物集女踏切がまだ稼働中である。


イメージ 13

 駅舎はこんな感じ。シンプルながら、格子状の装飾は京町屋の玄関をイメージしたものだろう。開業当初より高架化を見越した仮駅舎っぽい形状の駅舎だったが、ようやく本格的な駅舎を持つことができた。


イメージ 14

 当然まだ新駅舎には入れないが、こちらもほぼ完成しているようだった。


イメージ 15

 バス降り場のあたりからガラス越しに中の様子が見え、エスカレータ(中央左)・エレベータ(右)も見える。


イメージ 16

 物集女踏切を東側から望む。前回から変わって道路側にでかい青看が出来たが、今のところ大したことは書いていない。
 ホームの屋根の工事用ネットも撤去されている。


イメージ 17

 高架ホームを望むと、発車標が見える。優等列車は準急しか停まらないものの、ちゃんと設置されるようだ。摂津市にもあるし、西山天王山にも設置されるものと思われる。


イメージ 18

 上り仮線ホームの様子。わずか3年弱だったが、これで使用も終了である。下り仮線については、まだしばらく使用する。


イメージ 19

 洛西口付近ですれ違う3300系準急。このポイントは京都線では珍しい「先頭だけが首を振る」編成写真が(逆光ながら)撮れる場所だったが、高架化されることで消滅した。


イメージ 20

 続いて変電所上手踏切。踏切周辺は特に変化は無い。


イメージ 21

 見上げてみると完成した高架橋が見える。
 今現在は高架に切り替わっているので、方向指示器が両方点灯することももう無い。


イメージ 22

 上り仮線を走る3300系準急。こちら側は桂の方と違って、切替地点での盛り土処理はされておらず、平坦なままである。


イメージ 23

 最後の変電所前踏切。ここは高架化が終わっても残る踏切である。


イメージ 24

 ショックだったのはLED化されていたこと。京阪ほどではないが、阪急もL53型電球灯器の淘汰が進んでおり、個人的には悲しい…。


イメージ 25

 この取材時点では既に長くなっている変電所前踏切。ただ、長くなっているとはいえ、べらぼうに渡線長が伸びたわけではない(数メートル程度)ので、気にしなければわからない。
 この踏切位置変更の際に、LEDに交換されたようだ。


イメージ 26

 踏切脇に桶に入ったバラストが積まれていた。1杯何円とか?


イメージ 27

 高架線のレール端がすぐそばに見える。手前のS標は明らかに邪魔なのでどかすことだろう。


イメージ 28

 ズームしてみる。高架線側にも信号機があるが、ややこしいので横を向いている。仮線の信号機の下に「4」と書いた小さな看板があるが、これは洛西口の停止位置まであと400mを示す看板である。高架後は駅の位置が変わるので、この看板も移動することになるのだが、詳しくは後編の写真へ。


イメージ 29

 梅田(東向日)方面の様子。前回と特に変わったようには見えないが、切替準備が進んでいるようだ。


イメージ 30

 最後に、上り仮線に入っていく準急のショット。もう現在は見られない。



 これ以後、高架化切り替え後の様子は後編で。
 

桂~東向日の連続立体化事業進捗状況(2013年10月)・後編

$
0
0
 この記事は後編です。はじめに前編からお読みください。切替当日のレポからです。



【切替概要図】
イメージ 1


イメージ 2

 さて、10月26日の早朝5時15分頃に変電所上手踏切にやって来た。既に高架の洛西口駅の照明は点いている。代わりに昨日まで使われていた上り仮駅ホームの照明は落とされている。なお、下り仮駅ホームは既に始発列車が出て行っているので、点灯済みである。


イメージ 3

 踏切の音が聞こえない静寂の中、VVVF音を響かせて8300系トップナンバーがやって来た。始発が通過する前の入線試験を兼ねた列車で、初めて高架線を走る列車でもある。


イメージ 4

 低速で勾配を上っていくので、開けた場所に絶え間ないVVVF音と空気バネの音が響き渡る。車内には何人もの作業員が乗車しており、確認作業に当たっていた。


イメージ 5

 高架ホームに停車した8300F。ドア試験を行っている。
 なお、上り仮線を初めて走行した車両は9305Fであるが、いずれも幕は「回送」だった。


イメージ 6

 続行で上り始発列車(5:31発河原町行き)もやって来た。今度は低速ではなく勢いをつけて上り坂に挑む。


イメージ 7

 すぐ脇で上り始発列車とすれ違う下り普通。なお、上り始発普通は2315Fで、この下り普通は2325Fである。2300系ばかりだ。
 また余談だが、上り仮線開通当時は上り始発は8両編成であったが、2011年5月改正より運用が変更され、現在は7両編成になっている。



 さて、明るくなってから改めて沿線の様子を見ることにしよう。

イメージ 8

 川岡踏切からいつもの構図。上り線がちゃんと高架線に接続されている(当たり前だが)。


イメージ 9

 ズームしてみると線路がかなり畝っているように見えるが、実際ここには緩いS字カーブがあり、曲線標も設置されている(前編参照)。この曲線は高架化が完全完成しても残るのかが気になる。


イメージ 10

イメージ 11

 高架橋を降りて7300系準急がやって来た。接続部のS字カーブ付近は相変わらずジョイントが並べられており、賑やかに音を立てて降りてくる。いずれロングレール化されるだろう。
 また下り勾配の先に桂駅があるので、特急などはかなりスピードをつけて降りてくるのも迫力がある(当然高速パターンがあるので、オーバーランの危険は無いのだが)。


イメージ 12

 お役御免になった仮線用場内信号は横を向いており、奥には復活した。
 詳しく言うと、この信号機達は仮線になる前の旧本線時代から設置されおり、仮線に移る時期あたりにこの場所に移設され少し使用されたのち、手前の(横を向いた)信号機新設により一時的に使用を中断していた。なのでおよそ2年弱ぶりの点灯となる。
 ところで点灯している信号機の一番左の信号柱は相変わらず何に使うのか疑問である。


イメージ 13

 ぶつ切りされた上り仮線のレール。その先はバラストがこんもり盛られて、上り高架線を支えている。
 

イメージ 14

 川岡下三番踏切。上り列車が来なくなり、遮断時間も格段に少なくなった。桂寄りの川岡踏切は相変わらずなので、こちらを通る方が便利だ(個人的には信号をどうにかしてほしいが…)。


イメージ 15

 上り線が廃止された各踏切では、線路に柵が立てられている。


イメージ 16

 桂方面をズーム。上り仮線のレールの間に切断されたレールが置かれているのが見える。


イメージ 17

 こちらは東向日方面。上り線のレールは早くも錆び始めてきた。


イメージ 18

 高架線を走る上り特急。新鮮な光景だ。


イメージ 19

 進路予告器が付いた上り396信号も交代となり、上り仮線の信号は横を向けられている。LED灯器でまだ新しいので、どこかに流用されるのかもしれない。


イメージ 20

 上り高架線を走る京とれいん。沿線民も「上を走っとるわ」などと高架化されたことに驚いた様子だった。
 

イメージ 21

 仮線には2か所の仮設踏切があるが、これらは相変わらずである。ずっと下がっているので遮断棹がもう完全に撓っている。


イメージ 22

 物集女踏切にやって来た。渋滞のメッカと言われている(と思う)この踏切も、上り線が来なくなって遮断時間がめっきり減った。いずれ交通量にも変化があるだろう。


イメージ 23

 それでもやはりクルマが多い。高架橋が完全完成するとこのあたりも広くなるので、交差点の様子も変わることだろう。


イメージ 24

 踏切より桂方面。やはり柵が設置されているのが目立つ。


イメージ 25

 東向日方面。下り準急が洛西口で客扱い中だ。


イメージ 26

 新しい駅舎となった洛西口駅に入ってみる。入口は仮駅舎時代だった場所のすぐ横にある(当然河原町方面行限定の改札口である)。


イメージ 27

 改札の様子。写っていないが、左側にはラガールショップとコインロッカーがある。


イメージ 28

 改札機は3台だが、左側の白い壁が取り払われる頃には増えるかもしれない(ただの柵が現れそうな気もするが)。


イメージ 29

 完全完成まではしばらくこの白い壁で仕切られるのだろう。
 奥はトイレで、画面外右側にエスカレータ・エレベータ・階段がある。


イメージ 30

 高架ホームはかなり見晴らしがよく、周りに高いビルも無いこともあって遠くまで見える。この方向にはいずれ下りホームが出来るので、開放感があるのも今のうちだ。


イメージ 31

 竹っぽさが薄れた感がある洛西口駅だが、駅名標は前のままで残ってくれたのはうれしい。まだ駅ナンバーは振られていない。
 フルカラーLEDの発車標も稼働している。


イメージ 32

 高架駅ホームは府道201号線を跨ぐ位置にも設けられているので、このような光景も見られるようになった。奥には西山山系の小塩山がある。


イメージ 33

 河原町寄りホームの先頭にはわずかに延伸部があるような形態になっている。
 なお、先頭車はこのあたりまで必ずやってくるので、7両編成の場合は梅田寄り1両分には停車しない(これは現在までずっと同様)。


イメージ 34

 ズームしてみる。下り線が高架化されたら多分有名撮影地になるのではないだろうか。地上線時代は建物の影がよく落ちていたが、高架になるとそれも無くなるだろう。


イメージ 35

 同じ場所から東を望む。奥に建設中の大きな建物があるが、あれはイオンモールである。あと1年で開業する予定で、そうなるとこのあたりの雰囲気は大きく変わると思われる。
 


イメージ 36

 高架駅のホームは狭いほうだが、乗降客数から見ても妥当な広さかと思われる。
 階段やエスカレータのある場所では屋根がスケルトンになっており、光を取り入れるようになっている。


イメージ 37

 高架橋の軌道は起点・終点部を除いて弾性枕木直結軌道が使用されており、その中に消音バラストが敷かれている。このタイプの軌道は阪急では初採用で、全国的にも最近の高架線はこのタイプが多い。


イメージ 38

 ホーム梅田寄りから望む。結構な勾配である。
 奥に下り仮線を走る特急が見える。


イメージ 39

 準急が近づいてきた。上り勾配の先に駅があるので、ブレーキ調整も難しそうだ。
 なお、高架駅になってから接近放送が詳細タイプになっており、主要駅並みの案内が流れる。


イメージ 40

 客扱いする準急。前述のように、7両編成の場合は少し奥に停車する。


イメージ 41

 役目を終えた上り仮駅舎の様子。奥の改札機は撤去されているのがわかる。


イメージ 42

 東側から見た洛西口駅。下り線の高架駅は上り仮線を潰してから造り始めるので、しばらくはこういう感じの状態が続く。


イメージ 43

 変電所上手踏切。やはり1日で大きな変化は無い。


イメージ 44

 桂方面の様子。


イメージ 45

 梅田方面の様子。近いうちに上り仮線の撤去が始まるだろう。


イメージ 46

 こういう構図はやはり新鮮だ。上り勾配を駆け上がる特急。


イメージ 47

 最後の変電所前踏切。踏切施設は既に移設されているので、軌道の位置だけが変わった感じだ。


イメージ 48

 この通り綺麗に遷移している。桂側のような畝るような線形は無く、ジョイントもほとんどない。


イメージ 49

 信号機も少し位置が変わったが、役目交代となった(旧地上線の時代はさらに奥にあった)。「4」の看板も奥に移動している。



イメージ 50

 梅田方面の様子。見た感じ変わっていないように見えるが、線路の切替がここで行われており、バラストもちゃんと均されている。



 ということで簡単にレポしました。
 次回は多分上り仮線撤去後くらいにやりたいと思っております。

武蔵小杉1号踏切

$
0
0
イメージ 1

 この踏切は東急東横線にあるのだが、通過する列車のほとんどは東急目黒線の列車となっている。


イメージ 2

 その理由は東横線は高架上を走っているからである。
 東横線の田園調布~日吉間は路線別の複々線になっており、東横線と目黒線の複線が並行している形となっているが、この踏切を含む武蔵小杉~元住吉間のみ、東横線が高架・目黒線が地上の上下2層式の複々線になっているわけで、それゆえこのような踏切が1か所存在する(なお、田園調布~日吉間は戸籍上東横線のみであり、目黒線は正しくは田園調布以北の路線名であるため、この区間は単に東横線の線増扱いとなっている)。


イメージ 3

 武蔵小杉(渋谷・目黒)方面を望む。両線とも営業列車が通る線路は分けられており、この場所を東横線の営業列車が通ることは無い。
 ただ、元々は東横線単独の複線だったときはこの区間は地上区間しかなく、この踏切を東横線電車が通過していた。


イメージ 4

 反対の元住吉(元町中華街・日吉)方面を見ると、ポイントで別れる線路と、高架へ上っていく線路が見える。
 高架に上っていく線路が目黒線の本線で、上りきったところに元住吉駅がある。一方、ポイントで分かれていく線路は元住吉検車区への回送線であり、入出庫列車が使用する。
 同検車区には東横線電車も入庫するため、その際はこの踏切を通過する東横線回送電車が見れる。


イメージ 5

 ズームしてみる。この先の駅の手前地上にはもう一か所踏切がある(元住吉1号踏切)が、本線は高架化されたので入出庫線専用の踏切となっている。
 ところで2つの踏切名を比べてみるとわかるが、地上時代の元住吉駅はこの2つの踏切との間、つまり写真で見えている駅よりも手前の位置にあった。地上時代の同駅は待避線を備えたホーム2面4線の駅で、待避線へのポイントはこの踏切のすぐ近くの位置にあった。
 高架化に当たって駅自体の位置が0.2kmほど横浜寄りに移ったわけだ。


イメージ 6

 この武蔵小杉1号踏切は立体化工事に取り残された踏切ということになるが、東横線は上に行ったとはいえ、目黒線も結構な本数が走っており、時間帯によっては開かずの踏切になるようだ。
 また、この駅間は珍しく直線で構成されているので、普通列車も含め通過速度が速い。


イメージ 7

 加えてこの踏切は交通量も多い。付近の踏切は前述の元住吉1号踏切くらいで、あまり横断できる場所が無いのだ。クルマだけでなく歩行者や自転車も多数通る。



イメージ 8

 そういった実情も踏まえているものと思われるが、踏切解消に向けた工事が進められている。地上に残った目黒線は車庫への入出庫線への分岐などの都合で、もう高架化は無理なため、道路側をトンネルにしてしまうというわけである。こうなるとこの踏切も消える公算が大である。
 

イメージ 10

 珍しく住所が番地まで書かれている踏切名看板。


イメージ 11

 防犯のための青色LED電灯が設置されているこの踏切は、防犯灯の「青」・電灯の「白」・列車接近灯の「黄」に加え、踏切警報灯の「赤」といったように多数の色の灯火が見られる。


イメージ 9

 踏切を通過する目黒線下り急行。同線は都心部で東京メトロ南北線・都営三田線と相互乗り入れしている関係上、多くの鉄道会社の所属する電車が見れる。
 写真は南北線を挟んで埼玉県側で相互乗り入れしている埼玉高速鉄道の車両。3社直通運転である。


西天下茶屋1号踏切

$
0
0
イメージ 1

 以前この記事で「警報機が線路の向こう側にしかない踏切は大手ではまだ見たこと無い」などと書いていたが、関西の南海電鉄にあると聞いてやってきた。
 存在する路線は南海高野線だが、一般的には汐見橋線と呼ばれる支線部分にある。


イメージ 2

 こんな感じで、警報機は見えている2基のみである。どちらから渡るにしても、こっちを向いている警報機は線路向こう側となっている。こういう形態の踏切はやはり珍しい。


イメージ 3

 踏切より極楽橋(岸里玉出)方面を望む。同線は高野線といいながら完全に分断されており、2両編成のワンマン列車が汐見橋~岸里玉出間を30分間隔で往復するローカル線となっている。線内で列車はすれ違うことは無いのだが、かつては本線だったので、立派に複線となっている(草の状態がローカル度を上げている気がする)。


イメージ 4

 反対側の汐見橋方面。見えている駅は西天下茶屋駅。ホームは4両分ほどあるが、手前部分は使われていない。踏切前後は直線であり、見通しは良い。


イメージ 5

 線路の向こうの警報機。補助的なものだとこういう配置もよくあるが、メインの警報機がこれだけというのはなかなか無い。スピーカーがやたらあるが、何に使うのかよくわからない。


イメージ 6

 反対側は架線柱に付いていると見せかけてちゃんとした自立式である。それにしても架線柱もレトロだ。


イメージ 7

 ずっとにらめっこ状態の踏切である。


イメージ 8

 この踏切は日中も人通りは多く、特に歩行者・自転車の通行が多い。周囲には店が多く立ち並んでおり、非常に賑やかである。奥には銀座商店街というアーケードもある。


イメージ 9

 西天下茶屋駅のホームから、踏切を通過する汐見橋行き電車を見る。電車は元山岳線用のズームカーと呼ばれる車両で、現在はこの線を含む各支線でローカル輸送に従事している。



大手町踏切

$
0
0
イメージ 1

 踏切に関する書籍にとどまらず、鉄道の施設関係の本ならばだいたい取り扱っているほど有名な踏切。
 久しぶりに訪問するとオーバーハング部の警報灯が全方向型に交換されていた。


イメージ 2

 この踏切では、伊予鉄道の鉄道線(高浜線)と市内線(大手町線)が平面交差している。写真は鉄道線の高浜方面を望んでおり、手前に複線のダイヤモンドクロッシングが見える。
 ここの魅力はこの平面交差に尽きると言えるだろう。


イメージ 3

 同じ場所から逆方向を見ると、鉄道線の大手町駅が見える。奥の左カーブを曲がって行けば、ほどなく松山市駅(通称・市駅)に出る。
 大手町駅はここと奥の踏切に挟まれておりホームの延長が出来ないため、4両編成が来るとドアカットを行う(奥右側にちらっと車掌用の「お立ち台」が写っている)。


イメージ 4

 少し引いて大手町駅を見る。改札は見ての通り左側にあり、高浜方面行きホームに行くためには地下道を通る必要がある。踏切脇から直接行くことはできない。
 

イメージ 5

 このくらいホームは踏切まで迫っている。高浜方面行きホームの出発信号は限界ギリギリのためか、灯器が丸裸になっている(そして電線も架空接続である)。


イメージ 6

 踏切には歩道が左右とも整備されているため、電線が架空接続だろうがワイヤーが横切っておろうが問題は無い。
 画面左に市内線の大手町電停のホームが見える。信号機は無いので横断歩道を渡るしかない。


イメージ 7

 こちらはその対角の歩道から。どちらも単眼の警報機が付いている。
 白いクルマの横に市内線のホームが見える。どちらも踏切を渡る手前に設けられている。


イメージ 8

 市駅方面の鉄道線の電車がやって来た。見ての通り踏切の遮断機は一部省略されており、歩道の両端と、車道の手前側しか設けられていない。また、市内線のレール前には遮断機は届いていない。
 

イメージ 9

 そしてお馴染みの風景。鉄道線の通過を待つ市内電車の図。意外と頻繁に見られる風景ではある。
 データイムはこのあたりで鉄道線がすれ違うようになっており、遮断時間の短縮(?)になっている。


イメージ 10

 平日ラッシュ時は鉄道線から降りた人が道路を渡ってやってくる。横断歩道は電停までしか描かれていないので、あまりよろしい風景ではないのだが、踏切が閉まっている道路を横断する風景は日本全国どこでも見る気がする。
 なお一応踏切前後に信号付き横断歩道はある。交通量も日中はそれほど多くない。


イメージ 11

 これは電停からの撮影。踏切が開いていても市内電車はしっかり一時停止する(ことが多い…)。
 鉄道線は日中15分毎だが、市内電車は2つの系統(正確には3つだが)が運転されているため、頻繁にやってくる。
 ちなみに奥に見える建物はJR松山駅であり、同駅からも近い。


イメージ 12

 そしてこの踏切で興味深いのは線路だけでなく架線も凄い形状をしている点だ。この平面交差の為に鉄道線は他の鉄道線と異なり、市内線に合わせた直流600Vになっている。
 ここはセクションになっているので鉄道線・市内線ともに惰行で通過するが、通過時にスパークすることが多い。


イメージ 13

 市内線名物の坊ちゃん列車も一日数往復通過する。これは電車ではないのでセクション関係なくススーッと通過していく。



荏原踏切・大平台隧道前踏切

$
0
0
 今回紹介する2つの踏切はいずれも「粘着式鉄道での最急勾配区間にある踏切」である。どちらも似たような立地の踏切のため、まとめて紹介する。

荏原踏切


イメージ 1

 (いきなりド逆光ですみません…)
 箱根登山鉄道には粘着式鉄道(ケーブルカーなどではなく、いわゆる「普通鉄道」のこと)においては最急勾配である80‰の坂が存在するが、その急坂区間に2か所踏切がある。


イメージ 2

 踏切は第4種踏切であり、警報機・遮断機等はない。また、見ての通りクルマは渡れず、「車両通行止め」の道路標識も立っているので自転車も通れない。


イメージ 3

 踏切より箱根湯本方面を除く。実際見てみると結構な急勾配ではあるが、「急勾配区間の踏切」という点では、踏切幅も狭いのであまり感じにくい気もする(個人的に)。
 正面に信号機があるが、あれは上大平台信号場というスイッチバック信号場のものである。


イメージ 4

 反対側の強羅方面。80‰の坂は歩行者にとっては大したことなさそうに見えるものだが、鉄道にとっては特殊装備が無ければ登れないほどの急坂なのである。踏切周囲の道にも平坦な場所がほとんどないので、比較対象となるものが架線柱くらいしかないが、それでも実感しにくい。


イメージ 5

 渡った場所より。かなり山間な感じがするが、あたりは山荘が多く、道も狭い。ここに辿り着くにも、慣れていないと道に迷いそうなほど入り組んでおり、実際たどり着くのに苦労した。


イメージ 6

 電車が坂を下ってきた。カーブで見通しの悪い場所であるが、周囲が静寂な場所なので電車が接近してくると音がするし、人通りもあまり無いので問題ないだろう。




大平台隧道前踏切


イメージ 7

 こちらは荏原踏切のさらに上(強羅方面)にある。形態としては似たような第4種踏切である。
 前後に階段やクランクがあるので、自転車も物理的にわたりにくい(そもそもこんな場所に自転車は持ち込まないだろう)。


イメージ 8

 ここは踏切名が凄い。「隧道前踏切」とはあまり無い名前だと思う。「トンネル前踏切」じゃないのは個人的にプラスポイント(←何の?)。


イメージ 9

 箱根湯本方面を望む。前方のカーブの先に荏原踏切がある。このあたりもまだまだ80‰の急坂は続いている。


イメージ 10

 強羅方面。目の前に踏切名の元となった大平台隧道が見える。
 ところで線路わきに並んでいる黒い物体は、ライトアップ用の電灯である。この周辺は梅雨の季節にアジサイが咲き乱れ、その間を電車が進む光景が見られる。その際はこのあたりもカメラマンが多く集まるらしく、この踏切にも警備員が配置されるとか。


イメージ 11

 反対側の様子。注意書きが立札に書かれている。


イメージ 12

 隧道を抜けて来る箱根湯本行き電車。抑速ブレーキの音を響かせながらゆっくりと下って行った。



桑谷地踏切

$
0
0
イメージ 1

 見た感じ、通行止めらしい。廃止踏切か?


イメージ 2

 ・・・と思ったら鳴り出した。ちゃんと現役の踏切のようである。
 しかしどう見ても向こうに渡るためには柵が邪魔だが・・・。


イメージ 3

 実はここは冬季通行止めの踏切なのである。雪が多く降るこの季節に通行止めすることで、線路部分に溜まった雪の除雪作業の手間を省こうというわけだ。
 そんなわけで遮断機は撤去され、代わりに柵が設置されて物理的に渡れないようになっている。一応言っておくと、歩行者は柵を避ければ渡れそうだが、周囲には雪に隠れて溝があったりするので、よした方がいいと思う。この封鎖処置も歩行者が渡れるように考慮されているわけではない。とにかく「通行止め」なのである。


イメージ 4

 線路部分の渡し板が撤去されている。雪が多く降るとここのような通行量の少ない踏切だとあっという間に隙間が埋もれてしまうのだろう(余談だが、本記事の冒頭写真に写っている足跡は自分だけである…)。

 線路は複線に見えるが、厳密には単線並列で、奥が在来線・手前がミニ新幹線の線路である。
 また、向こうの道路わきによしずの防風垣があるが、これは海の方向だからで、手前側には防風垣は無い。


イメージ 5

 線路間の渡し板と遮断棒は、このように積み上げられ柵代わりになっている。遮断棒も常に下ろしておくと雪の重さで折れる可能性があるため、わざと外しているものと思われる。
 ちなみに遮断機自体の電源はカットされており、警報器がなっても遮断機が動くことはない。


イメージ 6

 この踏切は田んぼの中にあり通行量は確かに少ないが、ゼロというほどではなく、渡ろうとした車が引き返していく場面も見られた(当然ながら、かなり手前の転回可能な場所に冬季通行止めの案内看板がある)。
 また、この周囲の踏切も同様の状態で通行止め状態になっており、ここに限らず雪国にある交通量の少ない踏切は同じような措置がなされているものと思われる。


イメージ 7

 踏切を通過するミニ新幹線「こまち」。写真のE3系はまもなく引退を迎える。



地蔵前踏切

$
0
0
イメージ 1

 JR桜井線の桜井駅近くにある踏切。駅前広場の隅にある小道に入ったところにある小さな踏切である。


イメージ 2

 え?ここ私道なのか?
 同様の看板は踏切向こう側にもあるが、特に私有地専用の踏切には見えない。ちゃんと線路の横断に使える踏切である。


イメージ 3

 この踏切でわかることは、明らかに第4種踏切からの格上げであることだ。もともと遮断機等もなかったはずで、それを象徴するのが正面のカーブミラーである。


イメージ 4

 カーブミラーがある理由は、線路がこんなに曲がっているからである。駅から近いだけ良いものの、この踏切が第4種のままだったら、かなり見通しの悪い危険な踏切になっていただろう。
 なお、写真は王寺方面を向いている。正面のポイントの先に桜井駅があり、高架橋は近鉄大阪線のものである。


イメージ 5

 反対の奈良方面を望む。こちらも見通しは悪い。奥にもう一つ踏切があるが、あちらは自動車も通れる幅を持っており、当然第1種踏切である。


イメージ 6

 渡りきって振り返ったところ。警報器の土台も新しいことから、やはり後付けのものということだろう。


イメージ 7

 さらに引く。この細さでは自転車を通すのも難しいだろう。実質歩行者専用踏切といえる。
 昔からあったカーブミラーと新しく出来た踏切設備とのギャップを感じる。


イメージ 8

 こちら側の遮断機・警報機は溝蓋を新規設置した上に置かれている。遮断機も簡易タイプで非常に短い。また、「踏切柵より手前に遮断機がある」のも珍しいだろう。


イメージ 9

 桜井駅周辺を行く電車。普段は105系2両編成が走っているが、多客期には103系や、写真の221系電車も乗り入れる。



天白右岸踏切

$
0
0
イメージ 1

 名古屋臨海鉄道の天白川橋梁に隣接した踏切。クルマも通るが遮断機は無く、第3種踏切となっている。背後の道を進むと名鉄常滑線の踏切もあるが、そちらは第1種踏切となっている。


イメージ 2

 ここの特色は警報装置が2種類あること。東側の警報機は昔ながらの電鐘であるが、西側の警報機は電子音(スピーカー)式となっている。
 異なる警報音が同時に鳴るわけだが、このような踏切は珍しい。何故こうなったのかはわからないが、西側の警報機のみ何かしらの理由で更新でもしたのか、もしくは西側の警報機が後付け(※)なのか…?
 なお、スピーカーの上に載っているデカい箱は警報音発生器である(名鉄系列の踏切はだいたいスピーカーの上に載せてある)。

(※)対岸の「天白左岸踏切」は片側にしか警報機が無い。


イメージ 3

 このまま進むと県道55号線の天白大橋に出るが、この道自体は車通りは少ない。
 奥の高い橋は名古屋高速4号線。


イメージ 4

 東港(笠寺)方面を望む。至近に東港のターミナル駅があり、名鉄の駅から歩いて行くことが出来る。


イメージ 5

 こちらは名古屋南貨物駅方面。目の前は天白川橋梁で、線路はほぼ一直線に名古屋南まで続いている。


イメージ 6

 反対側より。遮断機が無いのですっきりした印象を受ける。


イメージ 7

 名古屋南貨物駅行きの石灰石列車がやって来た。
 今ここでは異種の警報音が鳴り響いているわけであるが、電子音はやや小さく、ペースも早いため、目立っているのは鐘の方である。ペースを合わせていれば面白いコラボ音だったかもしれない。


浅原トンネルの斜坑

$
0
0
 久しぶりに斜坑関係の記事を書きます。
 ただ、今回の件に関しては特に下調べをしていませんので、どういう経緯で作られた構造物など詳細はわかりませんのでご了承ください。



 浅原トンネルは山陽新幹線岡山~新倉敷間にある、全長2,863mのトンネルである。比較的短めなトンネルながら、新倉敷寄りに現役斜坑が1か所ある。

イメージ 1

 トンネル入り口脇より斜坑に取りつく道路を登る。舗装道はやがてなくなり、砂利道になった。
 トンネル本坑は画面右手の山の中を通っている。ということは、向かって右手に坑口が現れるはずだ。


イメージ 2

 え?  あれ・・・?


イメージ 3

 坑口はなぜか左手に取りついていた。地図を見てもこの方向に本坑は無いはずだが。
 坑口の上が平地っぽいので何か変な感じがする。もう少し登ってみよう。


イメージ 4

 少し登って振り返る。何度も言うが本坑は左手の山の中にある。坑口とは道を挟んで反対側だ。


イメージ 5

 少し登るとこのような平地に出る。作業スペースなどになっていたのだろうか。掘削残土で作った地形なんだろうか。
 道はまだ続いているが、これより先へは行かなかった。


イメージ 6

 特に何かあるわけでもなさそうだ…と思ったが、斜坑トンネルがある付近の上部に何か発見。


イメージ 7

 …が、それはタタミだった。少しがっくり。


イメージ 8

 斜坑口は矢印の位置にあり、このタタミ付近の下を通っている。


イメージ 9

 そんなわけで戻ってきた。特にここが何か書かれている看板や銘板はなく、斜坑名があるのかも不明である。
 


イメージ 10

 立ち入り禁止の看板には斜坑位置のキロ程が書かれている。0.6kmと書かれている方は新倉敷方のトンネル出口で、2.3kmのほうは岡山方のそれである。つまり同トンネルにある非常口はここだけということだ。


イメージ 11

 中の様子を見てみると、奥の方で右にカーブしていることを確認できた。つまり、下りながら右へ曲がって行って本坑に接続するタイプのようだ。
 通常の斜坑や横坑は直線で構成されていると思っていただけに、珍しい構造ではないかと思う。


イメージ 12

 しばらく待って音も聞いてみたが、突入時にブワッという音がして、以降ゴオォォォォーという音がするが、そこまで大きな音ではない感じで、笛のようなヒュルルーといった音はしない(つまり、手前の扉から本坑接続部までに、東の新幹線にあるような「断面を閉鎖するほどの扉は無い」ことが分かる。そう考えると、何とも無防備な坑口に見える。柵で囲うことは手前に道があるので厳しかったのかもしれない…)。
 なお、上りの新幹線の場合、近くにある橋梁を通過する音がしてから浅原トンネルに入るため、そのあとに斜坑からの音が聞こえる。周囲は静寂なので音も聞きやすい。


イメージ 13

イメージ 14

 新倉敷方のトンネル西口。緩衝工が付いており、下りの新幹線が突入すると、ガタンと大きく震える。正直、斜坑前で聞いた突入時の音よりビビった。


イメージ 15

 この場所は有数の撮影地となっており、高梁川橋梁を渡る上り列車が撮影できる。ただ、斜坑がある谷とは逆側から登る必要があり、道がわかりづらい。

踏切小ネタ集 その3

$
0
0
 本記事で、踏切関係の記事100件目になるので、小ネタ集第3弾を作りました。
 実のところもっとネタはあるのですが、画像容量の関係から没になったものもあるので、また近々まとめたいところ…。

 第1回小ネタ集はこちら。第2回小ネタ集はこちら




イメージ 1

 前回の天白右岸踏切の対岸にある、天白左岸踏切の様子。う~ん、何ともシンプルというか…。
 こちら側の道はメイン道路に繋がっておらず、クルマの乗り入れができないので、実質渡る人はほとんど居ない。


イメージ 2

 警報機はこれ1基だけである。クロスマークもない。警報灯も実質単眼状態という、本当に必要最低限だ。
 このような配置の警報灯をどこかで見た気がしたが…そうだ、廃止された奈良ドリームランドだった。




イメージ 3

 似たような単眼踏切をいくつか。ここは手前の灯器が左右別々を向いている。
 流鉄流山線の幸谷駅付近の踏切だが、踏切名が「5号の3踏切」という。踏切名も珍しい。



イメージ 4

 長野電鉄の朝陽駅付近。奥に単眼の灯器がある。


イメージ 5

 付いているところが電柱である。高さ制限ワイヤーを取り付けるための柱っぽいが、一応電灯も付いていた。



イメージ 6

 同じく長野電鉄の桐原駅横の踏切。警報灯器が何か変。


イメージ 7

 まるで包帯を付けているようだ。何かダメージでも受けたのだろうか。しかし微妙に赤っぽい部分が見えるところ、謎である。何があったのか気になる。




イメージ 8

 新車投入が発表された筑豊電鉄。指示器のランプが1個消えていた。こういう指示器は2つの矢印が1つのランプで点灯すると自分は思っていたが、別々にランプがあったのか。



イメージ 9

 えちぜん鉄道福井口付近。警報機の高さが背比べみたいになっていて面白い。というか、左が正常で右が高すぎるような…。



イメージ 10

 能勢電鉄多田付近。手前に下半身しかない警報機が!


イメージ 11

 しかし方向指示器の柱としてしっかり使われていた。昔は警報機もあったのかもしれない。



イメージ 12

 ことでん瓦町付近にも似たような柱を発見。しかしこちらは方向指示器もなく完全にトマソン状態。


イメージ 13

 対岸にもあった。ここの場合はおそらく場所的に邪魔なので、新しい警報機を新設したのだろう。なぜ完全に撤去しないのかは不明だ。



イメージ 14

 また福井の話。
 えちぜん鉄道新福井駅付近には廃踏切があるが、もともとここにあった道路が南側に移転したもので、既に移転してから数年経っている(なお、画面左にちらっと見えているのが、移転先の道路の踏切(現役))。


イメージ 15

 灯器には黒いカバーがかけられていたようだが、長年の風雨で剥がれてきている。
 この付近は北陸新幹線が来るときに高架化する計画があり、その際にえち鉄も高架になる予定であることから、その時までこの踏切も撤去されないのだろうか。それっていつ(ry



イメージ 16

 場所は変わって広島市内の「鹿篭踏切」(読みが知りたい人はググってください。「かご」じゃないよ)。ここは複々線になっているからか、警報機の上をよ~く見ると、スピーカーが2つ付いている。
 このような警報機はたまたま初めて見たが、実は意外と全国的にありそうな気もする。



イメージ 17

 大井川鉄道の福用駅。何の変哲もない構内踏切であるが、何か違和感がある。


イメージ 18

 この遮断棹、太くないだろうか。一般的に使用されている棹より太い気がする。
 なぜなのかは全く不明である。車に特攻されるわけでもないし。



イメージ 19

 紅白の遮断棹というのは広まりそうで広まらない気がする。とりあえず見たら記録していくことにしているが。
 写真は三岐鉄道富田~大矢知間の踏切。



イメージ 20

 箱根登山鉄道風祭駅の構内踏切も紅白だった。遮断機本体も紅白である。



イメージ 21

 ことでん志度線の今橋付近。遮断棹は紅白だが、線路とは違う方向を向いて閉まっている。
 車庫へ向かうための社員専用通路のようだ。なお、右の踏切の遮断機は紅白ではない。



イメージ 22

 アルピコ交通西松本駅横の踏切は、遮断機がホームに近づきすぎているために、ホームを削っている個所が存在する。


イメージ 23

 こんな感じ。道路の反対側は側道があって遮断機が置けなかったので、こんな風になってしまったわけである。



イメージ 24

 阪和線の久米田~下松間にある南額原踏切。「しばらくお待ち下さい」がしつこいが、線路の踏切部分の敷板が違うことに注目。
 手前の方が一見綺麗で、しっかりしたように見えるが、電車が通過するときの音は桁違いに手前がうるさい。
 特に高速で通過する電車はかなりやかましい。ゴム製の敷板などで防音対策をしてほしいものだ。奥の方はただアスファルトが盛られただけなのでうるさくない。



イメージ 25

 またことでんの話。奥のアーケードを潜ると瓦町駅に出るが、手前の電車は留置線に停まっており、本線は右側の線路である。


イメージ 26

 そして実は踏切の反対側にも留置電車がいる。つまり、2本の留置電車に挟まれた踏切というわけだ。どちらも意外と近くに停まっているため、渡るときの肩身が狭い。



 ここで唐突だが、過去に記事にした踏切のうち、再訪問した時に変化していた踏切を3点ほど紹介する。 

イメージ 27

 土佐電の名称不明だったクロスロードの踏切の現在の様子は、信号機がLED化されていることくらいか。


イメージ 28

 しかし再訪して制御盤に踏切名が書いてあったことに気付いた。葛島西踏切らしい。
 以前は見落としたようである…(該当記事は修正してあります)。


イメージ 29

 近鉄橿原線の石見第2号踏切。相変わらずな感じだが、警報機が傾いているような…、と思ったが、これは以前からだった(汗)
 つまり、これくらいの傾きは問題ない範囲ということか。


イメージ 30

 南海線の紀ノ川8号踏切。全方向LED灯器が付いているので、嫌な予感がすると…。


イメージ 31

 ガーン。JR線にあるL53型灯器もLEDになって消滅していた。残念だが、L53は今後淘汰される運命にある。
 そういえば走っている電車も色が変わっていたが、個人的に踏切が変わっていたことの方がショックだった(なぜか方向指示器はそのままであるが)。



 以後、前回の小ネタ集に続き、「踏切が連続している風景」を数点紹介して、この小ネタ集は終了する。

イメージ 32

 結構離れているが、手前は京葉臨海鉄道・奥はJR内房線である。京葉臨海もこの区間は(他区間に比較して)本数が多い。


イメージ 33

 手前は東武伊勢崎線、奥がJR宇都宮線。両線が近接する久喜駅の南である。上の高架は東北新幹線である。道路橋も交差していてなにやら複雑な場所だ。
 手前の遮断機が頭上の障害物に配慮して関節式になっているのも興味深い。


イメージ 34

 富山の連続踏切。手前が富山地方鉄道で、奥がJR北陸本線。上に北陸新幹線の高架が加わり、周囲の風景も一変した。
 さりげに地方鉄道側には単眼警報灯が付いている。


イメージ 35

 上で紹介した、ことでんの「留置車に挟まれた踏切」も実はこんな感じになっている。手前がその踏切で長尾線用、奥は琴平線用である。
 琴平線側の踏切には留置車は居ない。


イメージ 36

 広島は海田市駅横の踏切。手前は呉線・奥は山陽本線。鳴る頻度的には山陽の方が多いが、呉線もそこそこの本数が走っている。


イメージ 37

 松山の伊予鉄道西衣山駅付近。手前はJR予讃線で、奥が伊予鉄道である。
 JRのアーチがやたら目立つ。道路が下り坂の底であることも関係しているだろう。


イメージ 38

 水島臨海鉄道三菱自工前付近。どちらも警報機が無く、踏切信号機で制御する方式であるが、奥の線路は数年以上使用されていないので、実質廃止状態だろう。
 ちなみに手前は水島本線・奥は西埠頭支線である。


イメージ 39

 手前は小湊鉄道・奥はJR内房線。小湊鉄道は電鈴式で、懐かしい音を立てながら閉まる。


イメージ 40

 手前は京阪本線・奥がJR奈良線。両者の連絡駅、東福寺である。最近乗り換え改札が出来て少し便利になった。横に跨線橋があるにもかかわらず、交通量も多い。

大津里道踏切

$
0
0
イメージ 1

 この踏切も踏切特集本ではよく取り上げられる踏切のひとつで、有名な珍踏切である。


イメージ 2

 複線の踏切に見えるが、架線柱の形状からすると別々の路線であることがわかる。
 ここはJR山陰本線と一畑電車北松江線の共同踏切なのである。


イメージ 3

 踏切から東を向いて立ってみると、右カーブしていく線路がJR線(松江方面)。


イメージ 4

 左へカーブしていく線路が一畑電車(松江しんじ湖温泉方面)である。
 流石に見比べると、枕木形状やカント量など、路盤が全然違う。


イメージ 5

 反対側を向くとさながら複線に見えるが、実際は単線並列となっており、出雲市の駅まで続いている。


イメージ 6

 踏切をわたって振り返る。こちらは電線接触防止のため、関節遮断棹が設置されている。


イメージ 7

 ここの踏切が有名な理由は、警報音の音色が2種類あるからである。
 以前、2種類の警報音がコラボして鳴り響く踏切を紹介したが、ここは似ているが異なる。すなわち、JRのときはスピーカー音が、一畑のときは鐘の音が鳴るようになっている。


イメージ 8

 そんなわけで、2台の警報器のどちらにも「スピーカー」と「電鐘」が乗せられている。当然両方が同時に接近すると、音色もコラボするようになっている。
 警報器は特に区別なく、どちらか片方の接近でも全て点滅する。熊本でもあったが、電鐘と全方向型警報灯器との組み合わせは珍しい(余談だが、全方向灯器が付く前は通常の灯器が付けられており、JR接近時は全てが点滅していたが、一畑接近の場合は下の灯器しか点滅していなかった。また現在も、双方向とも下側の灯器は点滅速度が遅い)。


イメージ 9

 そしてこれもよく取り上げられる。JRの場合は「汽車」、一畑の場合は「電車」と表示される指示器である。両方共単線なので、方向指示器としての機能はない。


イメージ 10

 踏切には踏切名を示す表示板がついているが、ここに書かれている「今市線」とは、一畑が開業した当時の路線名で、今の電鉄出雲市駅が「出雲今市」駅だったことから付けられた路線名である。今は路線名は「北松江線」となっているはずだが、まだこの名称も残っているのかもしれない。


イメージ 11

 単線並列区間を行く一畑の川跡行き特急。特急にしてはかなり短区間の列車である。一方JRは「やくも」を始め、長距離特急がばんばん走っている。


堂谷踏切

$
0
0
イメージ 1

 北近畿タンゴ鉄道の野田川~岩滝口間にある踏切。一見普通の踏切であるが、その向こうにも違和感のある「何か」が見えている。


イメージ 2

 反対側から見てみた。警報機がダブっているのかと思ったが、手前左の警報機のボロさが半端ない。
 地面の状態を見るとわかるが、手前に線路があったが廃線になったため、このような風景ができたものである。


イメージ 3

 北近畿タンゴ鉄道がかつて国鉄宮津線だった時代、丹後山田駅(現:野田川駅)には「加悦鉄道」という私鉄が接続していた。その加悦鉄道が貨物輸送をしていた時代、この踏切の場所には貨物専用線(当場所より北東にあった、日本冶金工業大江山製造所への専用線)があり、国鉄宮津線と並走していたのである。
 加悦鉄道の廃止は1985年で、貨物線も同年に廃止されている。それから今まで、レールは撤去されて遊歩道(サイクリングロード)になっているものの、踏切警報機が残っているのである。


イメージ 4

 列車が来なくなって30年近くになるわけだが、警報機は錆びた状態のまま放置されている。
 なお、廃止側の警報灯に付いている一灯灯器は、踏切動作確認灯であろう。


イメージ 5

 こちらもボロボロである。看板には「使用中止」と書かれていたのだろうが、それすらもボロボロになっている。


イメージ 6

 踏切のすぐ横で撮影したタンゴエクスプローラー号。今は臨時のみになってしまい、あまり見られなくなってしまった。


※ 当記事の写真は2008年に撮影したものです。



BVEデータのダウンロード不具合について

$
0
0
 BVEのダウンロード不具合について報告いただいた方、どうもありがとうございます。



 このところ寄せられたコメントから、当BVEデータの一部において、リンク先をクリックすると「このファイルはウィルスに感染しています」といったメッセージが出てダウンロードできない状態になっていました。
 
 この現象は昨年にも起きており(昨年の対応)、今回もやはりというか、アップロード先のGoogleドライブにおいて、何らかのアップデートが行われた後に起きております。原因は私にはわかりませんが、このアップデートが一因ではないかと考えられます。
 今回も全データを確認し、ダウンロードの不具合を解消しておりますが、傾向からすると、昨年異常のあったファイルは今回無事で、昨年大丈夫だったファイルが今回ダメになっております(ずっと正常のファイルもあり)。

 今後はしばらく大丈夫かと思われますが、あまりにも同様の事態が続く場合、公開についても全面的に検討しなおす必要があるかもしれません。(リンクの修正だけならいいんですが、一からデータ梱包とかやり直さないといけないので疲れるんですよ…愚痴ですいません)
 
 昨年度と同じことを書きますが、もしかするとまた同様の事態が起こりうるかもしれません。その際はコメントなどでご指摘くださいますよう、お願いいたします。
 また当方では一応確認したものの、当然ながらウィルスは100%ありませんとは言い切れないので、DLされる皆様も自己責任でお願いいたします。勝手ではございますが、何かありましたら感染防止のため、早急にご報告いただきますようお願いいたします。
 
 以下に今回のトラブルの報告を載せておきます。
 
BVE阪急京都本線Ver 1.60
基本データ:正常(昨年異常あり)
9300系車両データ:異常確認。修正済み。
基本放送データ:異常確認。修正済み。
追加データ:正常(昨年異常あり)
7300系車両データ:異常確認。修正済み。
追加放送データ:普通データに異常確認。修正済み。(昨年は快速データに異常あり)
ATSチャイム音データ:正常(昨年異常あり)
 
BVE阪急嵐山線Ver 1.60
基本データ:正常(昨年異常あり)
6300系車両データ:異常確認。修正済み。
基本放送データ:異常確認。修正済み。
追加データ:正常(昨年異常あり)
7000系車両データ:異常確認。修正済み。
追加放送データ:異常確認。修正済み
 
BVE阪急千里線Ver 1.60
基本データ:正常(昨年異常あり)
7300系車両データ:異常確認。修正済み。。
基本放送データ:異常確認。修正済み
追加データ:正常(昨年異常あり)
追加放送データ:容量大のためGoogle側でのスキャン不可。
 
BVE阪急神戸本線Ver 1.30
基本データ:正常(昨年異常あり)
7000系車両データ:異常確認。修正済み
基本放送データ:容量大のためGoogle側でのスキャン不可。
ATSチャイム音データ:正常(昨年異常あり)
 
BVE阪急今津線Ver 1.30
基本データ:正常(昨年異常あり)
6000系車両データ:いずれも異常確認。修正済み
基本放送データ:異常確認。修正済み
追加データ:異常確認。修正済み
追加放送データ:異常確認。修正済み
 
BVE阪急甲陽線Ver 1.30
基本データ:正常(昨年異常あり)
6000系車両データ:異常確認。修正済み
基本放送データ:正常(昨年異常あり)
 
BVE阪急伊丹線Ver 1.30
基本データ:正常(昨年異常あり)
3100系車両データ:正常(昨年異常あり)
基本放送データ:正常(昨年異常あり)
 
BVE阪急宝塚本線Ver 1.10
基本データ:正常(昨年異常あり)
6000系車両データ:正常(昨年異常あり)
基本放送データ:異常確認。修正済み
 
BVE阪急箕面線Ver 1.30
基本データ:正常(昨年異常あり)
3100系車両データ:正常(昨年異常あり)
基本放送データ:正常(昨年異常あり)
追加データ:正常(昨年異常あり)
追加放送データ:正常(昨年異常あり)
 
BVE阪急全線拡充パックVer 1.08
拡充パック本体:正常。
拡充パック差分データ:正常。
 
BVE京都市営地下鉄烏丸線Ver 1.00
基本データ:正常。
10系車両データ:正常。
放送データ:容量大のためGoogle側でのスキャン不可。
 

 以上です。
 
 皆様には大変ご迷惑をおかけしております。今後ともよろしくお願いいたします。

前原7号踏切

$
0
0
イメージ 1

 新京成電鉄の新津田沼~前原間にある踏切。流行にもれず(?)全方向LED灯の踏切である。
 遮断機の数が奇数であることが特徴だ。


イメージ 2

 こちら側は1本なのに、向こう側は2本ある。道路が広がったわけではなく、踏切内がY字路になっているのだ。


イメージ 3

 同じ方向に2本並ぶ遮断機。左が道路の本線であり、右は駐車場への入口(行き止まり)となっている。


イメージ 4

 右側を向いた様子。駐車場の先にも線路に沿って駐輪場が続いているが、通り抜けは出来ない。


イメージ 5

 駐車場側は遮断機のみが存在し、ここ用に独立した踏切警報機は設置されていないが、無くても問題ないと思われる。


イメージ 6

 新津田沼方面。新京成はカーブが多いことで有名だが、ここも半径290m(制限40km/h)の急カーブとなっている。カーブの先に新津田沼駅がある。


イメージ 7

 前原方面。こちらもこの先S字カーブを繰り返して前原へ続いている。


イメージ 8

 こちらは道路の本線から見た写真。左にちらと写っているのが駐車場方面の遮断機。
 本線は狭いが、歩行者の通行が多い。


イメージ 9

 踏切を通過する8900形電車。新京成は短編成化(8連→6連)を進めており、さらに塗装の変更も進める計画なので、いずれこの塗装も見られなくなってしまうものと思われる。


(踏切名不詳)

$
0
0
イメージ 1

 太平洋を望む岬に佇む第3種踏切。一応駅構内なので構内踏切の一種かと思われるが、周囲に踏切名を示す看板は無い。



イメージ 2

 警報灯は対になっておらず互いに違う方を向いている。列車本数も少ない場所かつ、通行する人も少なそうであるが、灯器はしっかりLEDで作られている。
 この踏切は意外と渡る距離が長い。線路は手前2本のほかに、奥の少し高い場所に1本、計3本を跨いでいる。その間に渡し板もなく砂利道しかないのが何ともワイルド。車止めもあるので自動車は渡ることは出来ない。


イメージ 3

 渡り始めて左を見た風景。この路線の起点方向を望んだものだ。出発信号機がある。


イメージ 4

 そして駅方向…。ムム、廃線のようだ。


イメージ 5

 同じ方向を中州部分から望む。真っ黒の何かで埋もれている。
 実はこの踏切を通る路線は、この物体を運ぶ貨物鉄道なのである。


イメージ 6

 ※別の場所で撮影。
 
 この路線は「太平洋石炭販売輸送臨海線」といい、北海道は釧路市の南東にある春採(はるとり)駅から知人(しれと)を結ぶ全長4kmの貨物専用鉄道である。かつて前身の釧路臨港鉄道だった時代は旅客輸送もあり、国鉄にも接続していたのだが、現在は石炭輸送のみに特化しており、旅客輸送は行っていないし、JR線とも接続していない。
 この路線は現在北海道唯一の「私鉄」として荷があるときだけ1日数往復運転されている(ダイヤはありそうで無い感じ。始発だけは決まった時間に出ているようだ)。
 
 そして今回紹介する踏切はその路線の終点、知人駅に隣接した場所にある。


イメージ 7

 再び踏切からみた風景。先ほどの複線線路は左側に見え、一段高い単線線路より路線の起点方向、つまり春採駅方向を望む。こちらはレール踏面も光っていて現役であることがわかる。
 先ほどの錆びた複線はもともと旅客輸送していたときに使われていたと見え、この知人駅より先にもかつては線路が伸びていた。現在は使われてなさそうに見えるが、出発信号機が生きているので現役なのだろう。


イメージ 8

 同じ位置から反対方向の知人駅方向。貨物列車の荷は石炭のみで、ここ知人駅ではその荷を降ろすわけであるが、列車編成が長いために奥のポイントを境に半分に分割し、それぞれ左右に分かれて荷降ろしする方法が取られている。また機回し線もないので、列車は常に前後に機関車が付いたプッシュプル運転となっている。


イメージ 9

 知人駅の荷降ろし用桟橋が見える。あのコンクリート製の橋の上で列車は停車し、貨車を遠隔操作して自動で石炭を下へ落とす。荷降ろし作業は貨車の分割併合を含めて非常に迅速で、列車の出発準備ができ次第すぐに春採駅に向けて発車する。


イメージ 10

 そんなわけで、列車が来たときはこの踏切も鳴り続けて渡れなくなると思われる(肝心の列車は時間が読めず、ここでは撮影できていない…)。
 奥の目立つ建物は釧路埼灯台。


イメージ 11

 踏切板も一応あるのだが、砂利に埋もれている。


イメージ 12

 踏切を渡ると太平洋を望む砂浜に出る。ここからどこか公道に繋がっているわけでもないので、当然踏切通行者は少ない。


イメージ 13

 最後にもうひとつ列車の写真を。この臨海線で使用される機関車はいくつかあるが、写真のDE601は国鉄DF50が去ってJR貨物のDF200が出来るまで、日本唯一の電気式ディーゼル機関車であった。見ての通り特異な顔を持ち、エンドキャブ方式であったり、特徴的なエンジン音等、日本の機関車とは異質な感じが人気を呼んでいる(実際に設計はアメリカで行われている)。
 また、貨車においても日本ではここでしか見られない「連接式」が採用されており、独特のジョイント音がする。
 
 最後に、この路線はここ以外にも何か所か公道と交差する踏切が存在するが、それらにはだいたい踏切名が付いており、今回紹介した踏切だけが何もなかった。あえていうなら「知人構内踏切」であろうが、真相はわからない…。


BVE5対応阪急線について

$
0
0
 このたび、弊ブログにて公開中のBVE阪急線の一部のデータについて、有志の方にBVE5対応パッチを作っていただきました。

 この差分パッチは弊ブログではなく、223系J9編成さまのホームページにて公開しています。
 ただし、運転するには「弊ブログのBVE2データ」を「BVEコンバータで5用に変換する」という前準備が必要になります。差分パッチだけダウンロードされてもすぐに運転できませんので、ご注意ください。
 導入方法など、詳しくは公開ページのReadMeを参照ください。なお弊ブログのBVE2データは最終更新日以後、現在まで更新していませんので、最終更新日以降のデータをご用意ください。
 車両データに関しては223系J9編成さま製作の1000系を指定しています。こちらもリンク先からダウンロード願います。

<BVE5対応パッチおよび車両データ公開先>



<公開データ(2014年10月5日現在)>

 阪急神戸本線 
 特急K1104列車(新開地→梅田)・・・弊ブログBVE2用基本データ(Ver1.30)
 普通1026列車(三宮→梅田)・・・弊ブログBVE2用基本データ(Ver1.30)

 阪急宝塚本線 
 急行1200列車(宝塚→梅田)・・・弊ブログBVE2用基本データ(Ver1.11)



<データ製作協力>

 すずはる様・・・BVE5化にあたり必要なデータの製作・準備をしていただきました。 
 223系J9編成さま・・・1000系車両データ等を製作いただきました。
 Unicornさま・・・阪急式ATSプラグインを使用させていただきました。
 その他・・・一部オブジェクトなど製作していただいた方がいらっしゃいます。詳しくはReadmeファイルをご覧ください。

 製作に携わっていただいた皆様に、心より御礼申し上げます。

 なお、私(L53)は特に何もしておりません(←


<その他・問い合わせ等>

 本件のパッチに関する質問・問い合わせはすずはる様へ、車両データに関しては223系J9編成さまへお願いいたします(連絡先は公開ページ参照)。
 私(L53)に問い合わせされても、お応えかねますので、ご了承ください(弊ブログで公開しているBVE2データに関しては、これまで通り質問は受け付けています)。






 私の歩みが遅いゆえに、有志の方にBVE5化を製作していただくことになり、大変恐縮です。XPのサポートが終わってから、拙作BVEも更新が頓挫しておりまして、実際にデータを触る機会も減ってきました。早い目にBVE5化をしたかったのですが中々作業が進まず、今に至っております。BVE5化対応は完全に他人任せになってしまいましたが、すずはる様をはじめ多くの方の尽力により、委託製作・公開に至ることが出来ました。本当にありがとうございます。

 なお、私のブログのデータについてですが、現在のところ更新予定はありません。現実では駅名変更・新駅登場などの話題がある中、古いままで申し訳ありませんが、ある程度しましたらまた一斉更新することも考えております(更新のネックは洛○口と淡○なんだよね…)。
 今後ともよろしくお願いいたします。

地蔵前踏切

$
0
0
イメージ 1

 JR桜井線の桜井駅近くにある踏切。駅前広場の隅にある小道に入ったところにある小さな踏切である。


イメージ 2

 え?ここ私道なのか?
 同様の看板は踏切向こう側にもあるが、特に私有地専用の踏切には見えない。ちゃんと線路の横断に使える踏切である。


イメージ 3

 この踏切でわかることは、明らかに第4種踏切からの格上げであることだ。もともと遮断機等もなかったはずで、それを象徴するのが正面のカーブミラーである。


イメージ 4

 カーブミラーがある理由は、線路がこんなに曲がっているからである。駅から近いだけ良いものの、この踏切が第4種のままだったら、かなり見通しの悪い危険な踏切になっていただろう。
 なお、写真は王寺方面を向いている。正面のポイントの先に桜井駅があり、高架橋は近鉄大阪線のものである。


イメージ 5

 反対の奈良方面を望む。こちらも見通しは悪い。奥にもう一つ踏切があるが、あちらは自動車も通れる幅を持っており、当然第1種踏切である。


イメージ 6

 渡りきって振り返ったところ。警報器の土台も新しいことから、やはり後付けのものということだろう。


イメージ 7

 さらに引く。この細さでは自転車を通すのも難しいだろう。実質歩行者専用踏切といえる。
 昔からあったカーブミラーと新しく出来た踏切設備とのギャップを感じる。


イメージ 8

 こちら側の遮断機・警報機は溝蓋を新規設置した上に置かれている。遮断機も簡易タイプで非常に短い。また、「踏切柵より手前に遮断機がある」のも珍しいだろう。


イメージ 9

 桜井駅周辺を行く電車。普段は105系2両編成が走っているが、多客期には103系や、写真の221系電車も乗り入れる。



Viewing all 138 articles
Browse latest View live


<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>