名称の通り、西武狭山線の西所沢駅に隣接する踏切である。西所沢駅は本線である池袋線から支線の狭山線が分岐する形態をとっており、池袋線にも「西所沢1号踏切」が存在する。
右側の警報機が妙な位置に立っている。
その警報機の場所に行ってみた。ここも狭いが道がある。つまり、この踏切はY字踏切というわけである。
個人宅の塀によって仕切られている感じであるが、踏切が閉まっているときはあの細い路地に行くことはできない。
西武のY字踏切というと、有名なのは池袋線の「池袋5号踏切」であるが、短い支線にもこういった踏切があったりする。
先端の処理が気になる。故意に曲げたのか?
余談だが、西武の踏切は、遮断棒の長さがきっちりしているイメージがあり、両遮断の棒が降りた時の双方のクリアランスが少ない感じがする。あと、西武の踏切警報機の柱は細い気がする。
反対側の様子も少しY字っぽい。正面の駐車場の塀がもう2mくらい手前まであれば、世にも珍しいX字踏切になりえたのかもしれない。
さりげなく遮断機装置の向きも左右で違う。
狭山線は単線である。こちらは西武球場前方面。
こちらが西所沢(池袋)方面。すぐ近くに駅がある。
踏切の南側より。停止線の線の長さがまちまちなのが面白い。こうしてみるとY字踏切というより「トの字」に近い。
奥に前述した「池袋線西所沢1号踏切」がある。
すぐ横の脇道より。警報機はむこうの路地のやつを見ろということだろう。
これだけ複雑な形の踏切にもかかわらず、警報機の数は必要最小限である。
西所沢を発車する狭山線電車。池袋線との直通も多いが、普段の線内運用は新2000系4両編成が担当する。